harken_sanの日記

GTD +コーチングによる仕事術の実践・活用について(noteでも進行中)

GTDは一部実践からでも効果がある~その2:やるの?やらないの?どっち?~

さて、前回は「とにかく書き出せ!ラクになるぞ」ということでGTDの一つ目のステップについて取り上げて見ました。

ああ、スッキリした。
・・・・・・それで大量のこいつらは、どうする?

「気になること」を書き出したら、スッキリはするけど、どんどん書き出すと、とにかく「書き出されたもの」が増える・溜まるばかりです。

頭に溜まっていたことを、目の前に出してきただけですから、この結果は当然といえば当然です。でも、重要なのは目の前に「実体」としてある、ということですね。

さて、そこで今回は「やるの?やらないの?どっち?」ということになります。
GTD」では「書き出されたもの」=「to doリスト」というわけではないです。
冷静な目で、まずはスクリーニング(一次仕分け)をしてみましょう。

このスクリーニングのポイントは、

・「それ、やる?」または「それ、やった方がいい?」
・「それ、やらない?」または「まだいいんじゃない?」

という視点です。これやってみると、

「なんだか不安であげてみたけど、まだ先のことだよな・・・」
「これ解決ついてたわ」
「これ、とりあえずファイルにしまって終わりだわ」

という事柄については退場を願うことになるわけです。
退場になる事柄も結構出てきますね。

細かい計画や行動を考えることはそれだけでパワーを使います。残念ながら私たちの体力・精神力・時間は有限です。

(余談ですが、この「判断」という部分には、個人の特性も大いに影響しているように思います。判断が早い・遅いで優劣をつけられるものではありませんが、自分の特性を感じるきっかけにもなるでしょうね。)

でも退場だからといって「捨て去る」というものばかりではありません。
そういうもの達は、ちゃんと「今じゃない/今後のため」ということで、それらをストックしてキープしておきましょうね。

そうしておくと、今後「あれ、そういえば、あの件どうだったかな?」みたいなことが頭に浮かんだら、「今じゃない/今後のため」のストックを見直すことで、

「ああ、それは今じゃなかったな」

と落ち着くことができますよ。


単純なスクリーニングでしたが、これによって「それ、やる?」または「それ、やった方がいい?」というもの達が選抜されて手元に残ってきました。

一段階シェイプされ、個数が減ると、不思議とモチベーションも上がってきます。

まだタスクが実行されているわけではないのですが、こうやって整理がなされること自体も私たちにっては重要だ、ということなのでしょうね。